好奇心とは本能だ!! 

基本陸路で五大陸駆け抜ける

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27時間40分の列車の旅    インド回想3


残すところ5時間を切った。 

ここ24時間以内にパスポートのスタンプが6つも増えた。

今日は、昨日とうって変わって いい天気だ。 

ヨーロッパの田園風景を眺めながら、イヤホンから流れる音に耳を傾けながら、

たまに目を閉じたり開いたりしながら、思い出したように一度だけ深く呼吸をしたり、

しなかったりしながら、どんどん どんどん 進んでいく。 みるみる みるみる 変わっていく。

滑るように時間の波を泳いで行ってるようだ。  

嫌いじゃないな、こういうの。 


インド 回想 

バラナシに着いて一番にしようと思ったことは、ギターを直すか 買うか という選択だった。

一度、壊れてしまったものは二度と元通りにはならない。 

しかし、元通りにはならなくても修復は出来る。 買うという選択は、最後の手段だ。 

バラナシは、インドのトラディショナル音楽が盛んな街。

シタール、タブラ、スライドギターが習えるアシュラムや教室が、沢山ある。

したがって、その楽器を売る店も沢山ある。 と言う事は、その楽器を造る工房もあるわけだ。 

いろんなインド人に聞いて周り、三つの工房を見つけることが出来た。その中で、一番自分の勘でいいと思ったシタール工房にギターの修理をお願いした。 

5日後に取りに来いという事になった。 

インドのシタール職人の腕は、如何なものか? 

後は、運を天に任せるしかないと思いながらプラプラ歩いているとシタールとタブラの音が聞こえてきた。その教室の前に立って音を聞いてると、中のインド人が 来い来いと手招きしてくるから中に入ってみた。 

すぐ近くで音を聞くとやはり全然違う。 俺が興味津々で見てると、真剣な顔で一人のシタール奏者と一人のタブラ奏者が演奏を始めてくれた。 20弦もあるシタールの幻想的な音と複雑かつ繊細に抜けてくるタブラの音が、交じり合い 溶け合い 語り合っている。 これは、すごいぞ。 ということで、次の日からシタールを始めることにした。 

再び、ガンガーの側をプラプラ歩いているとインド人が日本語で話しかけてきた。 バラナシで日本語を使って話しかけてくるインド人は、大体胡散臭い奴が多い。 

そいつの名は、サノーチェ。日本人と結婚していて日本語が話せるのだ。胡散臭い奴だったけど、話してみると中々面白い。

ガンガーには、ガードが幾つもあってそれぞれ取り仕切る人がいて、縄張りと言ったら大袈裟かもしれないけれど そんなものが存在してる。 

サノーチェのガードは、ラナマハルガード。 俺は、宿を目当ての宿に移していた。そして、ラナマハルガードは、その宿から一番近いガードなのだ。 

サノーチェの親父は、クリーニング屋だからサノーチェもクリーニング屋なのだと言っていたが、彼は日本人と結婚できるという幸運を手に入れている。

日本にも4ヶ月ぐらい行ったことがあって、働いたこともあるみたいだ。 

なぜ、インド人にとって日本人と結婚できることが幸運かというと、インドでは親がボートマンなら子供もボートマン、音楽家なら音楽家といったようにカースト制度がまだまだ色濃く残っているからだ。

まーいったら差別なんだけど、インド人はこれをカルマという一言で受け入れて生きている。 

前世の業(カルマ)によって今があるという考え方なのだ。 だから、現世で徳を積んで次の人生は、より良い人生をおくる為インド人は、毎日ガンガーに祈りを捧げる。 

仏陀は、このヒンズー教の考えに疑問を唱え王家の身分を捨て出家した訳なのだが まーそれは置いとこう。

話が、逸れまくってる。 なぜ、日本人と結婚することが幸運かと言うと、そのカーストを気にせず日本の社会で生きる事も出来るし、日本で働き金をためてインドに帰れば様々な可能性を実現することが出来るからだ。 

しかし、バラナシで生活してるインド人が日本で働こうと思ったら きっと相当大変だ。 なぜなら、時間の流れ方がインドと日本では圧倒的に違う。

その事に馴染めない日本人は、インドを楽しめないだろう。 そして、その逆もしかり。

日本に無いものがインドには有り、インドには無いものが日本にはある。

このサノーチェとの出会いが、俺のバラナシ生活を色濃くしていった。 


次の日、再びプラプラ歩いているとネパールのポカラであった日本人と出会った。

話を聞くと、彼は昨日YOGAに行ってみたらしい。

しかも、そのYOGA教室 マンツーマンでYOGAが終わった後にもYOGAについて色々話を聞かせてくれるみたいだ。

そしてなにより、その日本人の彼は、そのYOGAの先生に対していい印象を持っていた。 

俺は、YOGAの本場ディシュケシュでYOGAを習おうと思っていたのだが、行ってみる価値はあると思い行ってみた。 そして、その翌日から通うことになった。 

そうこうしながらバラナシでの毎日は、あっという間に過ぎいき ギターを取りに行く日がやってきた。ドキドキしながら工房の門をくぐり、手渡れた自分のギターを弾いてみた。

全くチューニングがあわなくなっていた俺のギターが、見事に直っていた。 

インドのシタール職人 すごい。  細かなところまで きちんと直してくれている。 

正直もっと雑な仕事を想像していた。 予想を遥かに上回る 仕事に舌を巻いた。  

心の底から ありがとう って思えたし、再び一緒に旅出来る事が嬉しかった。 

まだまだ これから先も こいつとは付き合っていくことになりそうだ。


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只今 世界を旅してます

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